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感染性胃腸炎の患者様の来院が増えています!

現在、感染性胃腸炎が流行しており、例年より早い時期からノロウイルスを中心とした患者様の来院があります。

ノロウイルスは冬を中心に流行するウイルスで、非常に感染力が強いことが最大の特徴です。家庭内や学校、施設などで集団感染を起こしやすく、毎年注意が必要な感染症です。

ノロウイルスって?

ノロウイルスとは、わずかな量(耳かき一杯分とも比喩されています)でも感染が成立するウイルスです。感染者の便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれており、これが手指や環境を介して口に入ることで感染します。

主な感染経路は

・感染者の手指を介した接触感染

・汚染された食品(特に加熱不十分な二枚貝)

・嘔吐物の飛沫や乾燥したウイルスの吸入

などです。

 

どんな症状?

ノロウイルス感染症の潜伏期間は1〜2日程度です。

・突然の嘔吐

・水のような下痢

・腹痛

・発熱(軽度〜38℃程度)

・全身のだるさ

が症状としてみられ、多くは数日で回復しますが、乳幼児や高齢者の方では脱水や誤嚥に注意が必要です。

どんな治療をするの?

実はノロウイルスに特効薬はありません。治療は症状を和らげる下記のような対症療法が中心となります。

・こまめな水分補給(経口補水液がおすすめ)

・必要に応じて吐き気止めや整腸剤を服用

・安静

大切!!

下剤止めの服用は、ウィルスの排出を妨げることがある為、自己判断での服用は避けましょう!!

 

次のような場合は医療機関を受診してください。

・嘔吐が続き水分が取れない

・尿量が少ない、ぐったりしている

・血便が出る

・高齢者や乳幼児で症状が強い場合

 

兎にも角にもノロウイルスは予防が大切です。

アルコール消毒が効きにくいため、下記の予防がとても重要になります。

・石けんと流水による手洗いを徹底

・調理前、食事前、トイレ後は特に丁寧に

・食品は中心まで十分に加熱

・嘔吐物・便の処理は手袋とマスクを着用

・次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効