持続性の下痢について
2025.10.08
「下痢が数日続いているけれど大丈夫かな?」
そんな不安を感じたことはありませんか
下痢は、食あたりやウィルス感染で一時的に起こることも多いですが、2週間以上続く下痢は、持続性の下痢と呼ばれ、注意が必要です。
今回は、持続性の下痢の原因やセルフケア、病院に行くべきタイミングについて解説します。
医学的には下痢の期間を次のように分類します。
・急性下痢 2週間未満
・持続性下痢 2~4週間
・慢性下痢 4週間以上
つまり、下痢が2週間以上続いている時点で、持続性の下痢に該当します。
主な原因としては、
・感染症 細菌(カンピロバクター、サルモネラなど)
寄生虫(ジアルジア、アメーバ赤痢など)
・消化、吸収の異常
乳糖不耐症(乳製品で悪化)
膵臓や胆道のトラブル
・炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎
クローン病
・薬や生活習慣
抗生物質や下剤の服用
過敏性腸症候群
甲状腺ホルモンの病気
があります。
受診の目安としては、
・血便、粘液便が出る
・発熱、強い腹痛、体重減少
・夜間も下痢で目が覚めて熟睡できない
・脱水症状(尿が出ない、口の渇き、ふらつき)
が挙げられます。
下痢が2週間以上続く場合は、単なる食あたりや風邪ではなく、前述したことが疑われますので、自己判断せずに受診されることをお勧めします。
体のサインを見逃さず、早めに対応しましょう。


