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「げっぷ」と「おなら」は病気のサインかも

こんにちは。

今回は「げっぷ」「おなら」について、さらに「食いしばり」との関係性も含めてお話しします。

げっぷは、胃の中にたまった空気が口から出る現象です。実は、最近増えている食いしばり(歯ぎしりを含む)も、げっぷの一因になることがあります。
食いしばりや歯ぎしりの癖があると、知らず知らずのうちに空気を飲み込みやすくなります。いわゆる呑気症です胃に空気がたまると、げっぷが多くなり、胃酸の逆流も起こしやすくなって胸やけの原因にもなります。

おならは、腸にたまったガスが肛門から出る現象です。腸内細菌のバランスが崩れているとガスが多く発生しやすくなり、便秘やお腹の張りが強くなることもあります。食物繊維・豆類・発酵食品が多いとガスが増えることがあり、便秘で腸にガスがたまりやすくなる場合もあります。また、ストレスや不規則な生活も腸の動きを悪くしガスが増える原因になります。

げっぷやおならは自然な現象ですが、以下の症状があるときは注意が必要です。

胸やけやのどの違和感が続く

お腹の張りや便通異常(便秘・下痢)がある

血便や便の色が黒っぽい

げっぷやおならの回数が急に増えた

これらは逆流性食道炎や胃潰瘍、大腸ポリープや大腸がんなどが隠れているサインになることがあります

げっぷやおならの原因が胃や腸の病気によるものかを調べるには、内視鏡検査が最も確実です。

当院では、胃カメラ・大腸カメラを日帰りで安全に実施できる体制を整えています。ただの癖や習慣だと思っていたら、大腸ポリープが見つかったというケースも少なくありません。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。