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胃アニサキス症にご注意ください(東京都内でも患者が増えています)

今回は、近年東京都内でも患者数が増えている「胃アニサキス症」についてご紹介します。

お刺身や寿司を食べた数時間後から突然強い胃の痛みが出たという方はいませんか?
もしかしたら、その原因はアニサキスかもしれません。

アニサキスとは、魚介類に寄生する小さな虫(線虫)で、人間が生の魚を食べた際に胃や腸に入り込み、粘膜に刺さることで痛みを引き起こします。特にサバ、アジ、イカ、サンマ、サケなどに多く寄生しています。

東京都の保健当局によると、アニサキスによる食中毒は近年増加傾向にあり、特にしめサバやイカの刺身を食べたあとに発症するケースが多く報告されています。市販のお惣菜や回転寿司、自宅で釣った魚をさばいて食べた後に発症することもあります。

症状としては、食後2〜8時間ほどで突然、みぞおちの激しい痛み、吐き気、胃の不快感などが現れます。市販の胃薬では改善せず、夜間に救急受診される方も少なくありません。

診断は胃カメラ(内視鏡検査)で行います。内視鏡を使って胃の中を観察し、アニサキスの虫体を見つけて専用の器具で摘出することで、痛みはすぐに改善することがほとんどです。

当院では、内視鏡専門医による検査と鎮静下での処置が可能です。急な胃痛で不安なときは、なるべく早くご相談ください。

予防のためには、生魚を食べる際に以下の点に注意が必要です。

・魚は加熱(60度以上で1分以上)または冷凍(マイナス20度以下で24時間以上)
酢や塩だけではアニサキスは死滅しません
自宅でさばいた魚を生で食べる場合は特に注意が必要です

胃アニサキス症は、正しい診断と治療を受ければ速やかに治る病気です。急な胃痛があった際には、我慢せず、早めの受診をおすすめします。

当日の内視鏡検査も随時対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。